事業の3要素=企画+技術+営業
プログラマーはパソコン1台あれば、アプリやサービスを開発することができます。
商品を開発して事業を運営するとき、どんなことをやれば良いのでしょうか?
事業の3要素
前回は、商売に必要な要素を検討してみました。
今回は、事業に必要な要素を、時系列で検討してみましょう。
(↑この図で、事業=「店」の部分がどうなっているか?を見ています。)
事業を起こすには、
- 企画:作る前
- 技術:作るとき
- 営業:作った後
の3つが必要です。
「起業家」、「マネジャー」、「職人」の3つの人格
- 起業家は「変化を好む理想主義者」
- マネジャーは「管理が得意な現実主義者」
- 職人は「手に職を持った個人主義者」
起業を試みる多くの人の中ではこの3つの人格が争っており、典型的なスモールビジネスでは70%が職人タイプである。
→ 1人3役で、この3つのポジションを最低限の範囲で全部できればOK。
プログラマーは(2)職人なので、(1)企画と(3)営業のスキルを追加できればOKです。
企画
最初のアイデアの段階がダメだと、その後の段階でいくら頑張っても、やっぱりダメな商品やサービスしかできないしょう。
アイデアがその後の流れを決めてしまうので、アイデアが一番大切です。
アイデアの保護
必要に応じて、特許出願や商標登録、意匠登録をしておきましょう。
自らは研究開発や製品の製造・販売を行わないのに、第三者から特許を買い集め、その特許権を行使して他者からライセンス料や高額な和解金を得ることを目的とする個人や団体のことを「パテント・トロール」(Patent Trol)といいます。
技術
「夢を形にする」
どんなに良いアイデアがあっても、具体化する方法がないと使えません。
プログラマーは、頭の中にあるアイデアを、ソフトウェアという形で具体化することができます。
営業
いくら良い商品があっても、その存在を誰も知らなければ、使ってもらえません。
作った後は、宣伝・販売・ユーザーサポートなどが必要です。
本当に良い商品なら、口コミで広がることも可能です。
プログラマー VS ラーメン屋
プログラマーの仕事は、飲食店などの経営より、楽な部分があるでしょうか?
比較 | ラーメン屋 | プログラマー |
---|---|---|
場所 | 実店舗が必要 | ノートパソコンがあればどこでも作業できる |
制作 | 麺をゆで過ぎたら失敗 | 何度でも作り直せる |
宣伝 | チラシを印刷して近所に配る | Google Adsenseに広告を出せばOK |
販売 | 毎回作らないといけない | アプリは1回作れば、後はコピーするだけ |
もちろん、プログラマーには、飲食店にはない苦労もあるでしょう。
(仕様変更が多発したら作業が長びく、とか?)
まとめ
プログラマーが、「企画」や「営業」もできるようになれば、自分で事業を運営することができます。
商品開発の前後にあるプロセスも、ついでにやってみましょう! (^^)/