バージョン管理システム「Git」(ギット)
パソコンでいろんなファイルを作成・更新するとき、古いファイルや新しいファイルの世代管理が必要な場合があります。
この世代管理を行うためのツールとして、Gitというバージョン管理システムがあります。
「わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門」という入門書でバージョン管理を学んでみます。
SECTION 01 Gitで解決できること
(p.26)
- Gitとは、バージョン管理システムである
- 簡単な操作で、変更ごとのバックアップをとることができる
- いつでも好きな時点に戻せる
- 各メンバーの修正と合体できる
SECTION 01の内容は、Web版でも閲覧できます。
世代管理とは?
せだいかんり 【世代管理】 generation management
ファイルを更新した日付の記録などで、ファイルを管理すること。
同名のファイルが複数のドライブに保存されている場合などに利用する。
また、ソフトウェアの機能として、あるファイルを修正して保存するときに、修正前のファイルも残しておく二世代管理もある。
手動でファイルの世代管理を行う場合は、「ファイル名+日付」のような方法が一般的かと思われます。
販売レポート_2017年8月.txt
販売レポート_2017年9月.txt
販売レポート_2017年10月.txt
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更新が頻繁でファイル数も膨大になると、手動での世代管理は大変なので、自動で行う方法が便利です。
バージョン管理システムとは?
バージョン管理システム(Version Control System)は、ファイルの世代管理を自動で行うためのツールです。
バージョン管理システムとは、コンピュータ上で作成、編集されるファイルの変更履歴を管理するためのシステム。
特にソフトウェア開発においてソースコードの管理に用いられることが多い。
バージョン管理システムで、更新履歴を保存しておく倉庫を「リポジトリー」と言います。
リポジトリ (repository) とは、情報工学において、仕様・デザイン・ソースコード・テスト情報・インシデント情報など、システムの開発プロジェクトに関連するデータの一元的な貯蔵庫を意味する。
一種のデータベースであり、ソフトウェア開発および保守における各工程の様々な情報を一元管理する。
リポジトリーがある場所によって、バージョン管理システムは2種類に分類できます。
Gitとは?
バージョン管理システムのソフトにはいろいろありますが、その中の1つが「Git」(ギット)です。
Git(ギット)は、プログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムである。
Linuxカーネルのソースコード管理に用いるためにリーナス・トーバルズによって開発され、それ以降ほかの多くのプロジェクトで採用されている。
Gitは、Linuxの作者・リーナス氏によって作られました。
分散型のバージョン管理システムなので、自宅や会社やカフェなど、場所を選ばずどこでも作業ができます。(サーバーに置いたリポジトリーにアクセスできないときでも作業できます。)
Gitの公式サイト
Gitの日本語ドキュメント
https://git-scm.com/book/ja/v2
Sourcetreeとは?
Gitを使いやすくするための補助的なソフトがいろいろあり、「Sourcetree」もその中の1つです。
とりあえず、Sourcetreeを使って、Gitの練習をしてみたいと思います。
わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門〈GitHub、Bitbucket、SourceTree〉
- 作者: 湊川あい,DQNEO
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
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