ベゾス・レター
自分に対する投資として、週1の読書に取り組んでいます。
今週の読書は、Amazonのビジネスについて分析した「ベゾス・レター」という本を読んでみたいと思います。
注意点として、この本はAmazonの社員が書いた本でなく、経営コンサルタントがAmazonを分析した内容なので、Amazonの実態とは若干違う部分もあろうかと思います。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R29JTK9IX3BCHV/
外から見たアマゾンの評価本
2020年1月29日
アマゾンに勤めた人が、自身の経験を、アマゾンの競争優位性について掘り下げて書いた本では無いです。
第三者の視点から、ベソスの株主総会の時に出されるレターを分析して書いたものなので、内容はよく纏まっているものの、やや表面的で、ありきたりな印象でした。
Amazon関係者だと自分達にとって都合の悪いことにはあまり言及しない「ポジション・トーク」になりそうですが、外部の第三者ならある程度客観視できるのではないかと期待します。(悪口を書いたらAmazonから文句を言われるかもしれないので、批判的な内容は少ないかも?)
目次
リスクと成長
なぜベゾス・レターなのか?
アマゾン「成長への14カ条」
1997年版レター(全文)
成長サイクル:実験
第1条 「いい失敗」を促す
第2条 大きなアイデアに賭ける
第3条 ダイナミックな発明や革新を実践する
成長サイクル:構築
第4条 顧客にこだわる
第5条 長期的な考え方を採用する
第6条 自分の「弾み車」 を理解する
成長サイクル:加速
第7条 決定は迅速に行う
第8条 複雑なことは単純化する
第10条 所有者意識を持たせる
成長サイクル:規模の拡大
第11条 企業文化を守る
第12条 高水準を重視する
第13条 重要な項目を計測し、計測項目を疑い、自分の直感を信じる
第14条 常に1日目だと信じる
リスクと成長の精神
アマゾンのその先へ
出版社情報
http://www.subarusya.jp/book/b487654.html
もし、ジェフ・ベゾスがアマゾンの桁外れな成長を生み出す方程式をあっさり見せてくれて、私たちも同じやり方を実践できるとしたら、どうでしょうか?
実は、それが「レター」なのです!
1997年から株主に宛に毎年公表されるレター全21年分を徹底分析。
一介のオンライン書店を1兆ドル規模の会社にまでに成長させた秘訣を14の原則に集約。
どんな業種のどんな事業でも役に立ち、実行するのに大金も不要。事業の拠点がシリコンバレーでも、テネシー州ナッシュビルでも、ロンドンでも、アイオワ州デモインでも、日本でも、どこでも使えて、テクノロジー系の会社にも、ピザ店にも、NPOにも簡単に応用できる、ビジネスの成長原則とは?
リーダーや経営者、これから起業する人にも必読の1冊。
原著(英語版)
The Bezos Letters: 14 Principles to Grow Your Business Like Amazon (English Edition)
- 作者:Steve Anderson,Karen Anderson
- 出版社/メーカー: Morgan James Publishing
- 発売日: 2019/07/23
- メディア: Kindle版
書籍の紹介サイト
著者紹介
スティーブ・アンダーソン(Steve Anderson)
ビジネスコンサルタント。
保険法で修士号を取得。
講演と執筆の実績も豊富で、「フューチャリスト」でもある。
これまで行ってきた講演のテーマは、テクノロジーの未来、SNSプラットフォームの影響力、ビジネスに役立つインターネットの活用法やリスクの評価法など。
リンクトインによる「影響力のある150人」に選ばれた経験があり、34万人以上のフォロワーがいる。
カレン・アンダーソン(Karen Anderson)
執筆コーチ。
出版コンサルタント。
出版界で30年以上活躍するとともに、ダイレクトレスポンスマーケティングの経験も豊富。
その影響力は『ニューヨーク・タイムズ』や『USAトゥデイ』などが選ぶベストセラー書籍の多数に及ぶ。
訳者紹介
加藤今日子(かとう・きょうこ)
英日翻訳者。
塾講師、翻訳会社への勤務を経て、2010年から翻訳業に従事。
主な訳書に『イエレンFRB副議長公聴会スピーチ全文』(ゴマブックス株式会社)、書籍の本協力に『カスタマーサクセス――サブスクリプション時代に求められる「顧客の成功」10の原則』バーチャレクス・コンサルティング株式会社訳(英治出版)などがある。
【ウェブサイト】http://kyokokato-trans.com/
書評
冒頭部分で、ベゾス氏のリスク管理に対する姿勢が分析されています。
ベゾス氏は少年時代に宇宙に興味があって、NASAのアポロ計画とかからリスクについて学んだのではないか?という解釈が説明されていました。
IT業界でWebサービスを作る場合、最悪でもロケットが墜落して死人が出るとか、人命に関わる重大な失敗は起こらないでしょう。
せいぜい、サーバーのデータがぶっ飛んで全部やり直しになるとか?
プログラミングは、試作品を作ったり壊したりをある程度自由に行なえるので、どんどん挑戦していくぐらいで丁度良いのかなーと思いました。
ビジネスモデルの実験やリスク管理について、本書の分析を参考にして、自分のやり方を改善していきたいです。