JavaScript勉強会

JavaScriptの学習日記

nvm(Node Version Manager)でWindowsにNode.jsをインストールする

WindowsにNode.jsをインストールするとき、Node.jsのバージョン管理ツールとして「nodist」を使ってみました。

「nvm」(Node Version Manager)というツールもあるので、nvmの使い方も調べてみました。

 

 

nodistの使い方

nodistによるNode.jsのバージョン管理は、こちらを参照してください。

 

jsstudy.hatenablog.com

 

nvmとは?

Windows ではじめてみる Node.js | CYOKODOG

Node.js のインストールとバージョン変更を簡単に行うことができるバージョン管理ツールを使用してみます。バージョン管理ツールには以下のものがあります。

  • nodist
     Windows 専用のバージョン管理ツール
  • nvm
     Mac OSX/Linux 用のバージョン管理ツール
  • nvmw
     Windows 向けの nvm、Python のインストールが必要
  • nodebrew
     Perl製のバージョン管理ツール、Mac OSX/Linux

 

もともと「nvm」はLinuxMac用のNode.jsバージョン管理ツールなんですね。

 

github.com

 

Windows用のnvmとして、「nvmw」や「nvm-windows」というツールが提供されていました。

 

nvmw

github.com

 

Prerequisites

You'll need to install the following software before installing nvmw:

  • git
  • python 2.7+ only if you need Node < 0.8

 

nmvwは、事前に「git」「python」の用意が必要とのこと。

Windowsに入ってない/面倒くさい場合は、nvm-windowsでOK?

 

nvm-windows

github.com

 

nvm-windowsのインストール

(参考)

 

nvm-windowsインストーラーのダウンロード

https://github.com/coreybutler/nvm-windows/releases

f:id:jsstudy:20170416101349p:plain

 

「nvm-setup.zip」をダウンロードして、解凍します。

本日の最新版は、v1.1.3でした。

 

nvm-windowsのインストール

解凍して出てきた「nvm-setup-exe」をダブルクリックして実行します。

 

1) インストールが始まります。

f:id:jsstudy:20170416111326p:plain

 

2) ライセンスに同意します。

f:id:jsstudy:20170416111338p:plain

 

3) インストールするフォルダを設定します。(デフォルトのままでOK?)

f:id:jsstudy:20170416111351p:plain

 

4) Node.jsを入れるフォルダを設定します。(デフォルトのままでOK?)

f:id:jsstudy:20170416111431p:plain

 

5) 設定内容を確認します。

f:id:jsstudy:20170416111813p:plain

 

6) nodistで既に入れてあるNode.jsと衝突しました!→「いいえ」を選択

f:id:jsstudy:20170416111849p:plain

 

7) NVMでNode.jsを管理しないとダメ。どうする? → 「いいえ」を選択

f:id:jsstudy:20170416111942p:plain

 

8) インストールを中止するか?聞いてきます。 → 「いいえ」を選択

f:id:jsstudy:20170416112218p:plain

 

ここで、また(6)に戻るので、仕方なく「はい」を選んで進んでみます。

 

9) インストールが完了しました。

f:id:jsstudy:20170416112426p:plain

 

nvm-windowsの動作確認

コマンドプロンプトを開いて「nvm version」と打ってみます。

 

f:id:jsstudy:20170416131928p:plain

 

nvm-windowsはパスが通っていないのか?動作しませんでした。

ついでに、nodistも動作しなくなりました!

→ もしかしたら、nvm-windowsとnodistを同時にインストールすると衝突するのかもしれませんね!?

(「nodist」を「nodsit」とミスタイプしてました!→iとsが逆だった)

 

パスがうまく通っていないかもしれないので、nvm-windowsが入っているフォルダに移動してみます。

再びコマンドを打ってみましたが、別のエラーが出て、うまく動作しませんでした。

 

f:id:jsstudy:20170416112740p:plain

 

再インストール

前回インストールした「nodist」をアンインストールしてから、「nvm-windows」を再インストールしてみました。

このままでは、まだnvmが動作しませんでしたが、パソコンを再起動したらnvmが動作するようになりました!

 

f:id:jsstudy:20170416115103p:plain

 

動作確認で、nvmのバージョンを確認するコマンドを打ってみます。

nvm version

「1.1.3」が表示されたのでOK。

 

これで、Windowsでnvm(Node Version Manager)を使えるようになりました。

 

nvmでNode.jsをインストール

関数型プログラミングの基礎 JavaScriptを使って学ぶ」の学習で、Node.jsのバージョン0.12.0を使います。

 

jsstudy.hatenablog.com

 

nvmのコマンド

コマンド 内容
nvm use version 指定したversionを使用します。
nvm install version 指定したversionをインストールします。
nvm install latest 最新のversionをインストールします。
nvm uninstall version 指定したversionをアンインストールします。
nvm ls インストールされているversionの一覧を表示します。
nvm list available インストール可能なversionの一覧を表示します。
nvm version nvmのversionを表示します。

 

インストール可能なNode.jsのバージョンを確認します。

nvm list available

 

目的の「0.12.0」がありました。

f:id:jsstudy:20170416120641p:plain

 

バージョン0.12.0のNode.jsをインストールします。

nvm install 0.12.0

 

f:id:jsstudy:20170416121155p:plain

「Downloading node.js version 0.12.0 (64-bit)...」と表示されているのが、少々気になります。

Windows7は64ビット版と32ビット版の両方を使っていますが、今作業しているパソコンは32ビット版のWindows7なんだけど、大丈夫かな~?と心配w

 

インストールされたNode.jsのバージョンを確認してみます。

node -v

 

f:id:jsstudy:20170416122746p:plain

やはり、32ビット版のWindows上では、64ビット版用のNode.jsは動作しませんでした!

 

Node.js 32ビット版を指定する方法

インストールするときのオプション指定で、

nvm install [バージョン番号] [何ビット版]

という書式で、

nvm install 0.12.0 32

と指定しなければ、32ビット版が選ばれないようです。

 

(参考)https://github.com/coreybutler/nvm-windows

Usage

NVM for Windows is a command line tool. Simply type nvm in the console for help. The basic commands are:

  • nvm arch [32|64]: Show if node is running in 32 or 64 bit mode. Specify 32 or 64 to override the default architecture.
  • nvm install <version> [arch]: The version can be a node.js version or "latest" for the latest stable version. Optionally specify whether to install the 32 or 64 bit version (defaults to system arch). Set [arch] to "all" to install 32 AND 64 bit versions.

 

Node.jsバージョン番号の後ろに、

  • 32
  • 64
  • all(32ビット版と64ビット版の両方)

を明示すれば、何ビット版かを選んでインストールできるようになっていました。

 

32ビット版のNode.js バージョン0.12.0をインストールして、Nodeの動作確認をしてみます。

nvm install 0.12.0 32

 

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現在インストールされていて、選択可能なNode.jsのバージョンを確認します。

nvm list

 

32ビット版のNode.js 0.12.0を選択してみます。

nvm use 0.12.0 32

 

Node.jsのバージョンを調べて、動作確認としてみます。

node -v

 

今度はうまくいきました!

「v0.12.0」と表示されて、Node.jsバージョン0.12.0(32ビット版)の動作確認が取れました。

 

以上で、Windowsでnvmを使う用意と、nvmでNode.jsをインストールすることができました。

 

まとめ

MacLinuxと同じ方法でNode.jsを管理したければ、Windowsでも「nvm」を使ったら良いかも?

MacLinuxも使っていますが、別にMacLinuxと揃える必要性を感じないので、Windowsではnodistを使ってみようと思います。(お好みでOK)

 

Windows上に仮想環境を用意して、Linuxを走らせている場合は、Linux用のnvmがそのまま使えますね。